カフェ・喫茶店とは?

カフェ、喫茶店というお店の形態について解説します。「カフェと喫茶店の違いは何ですか?」という質問はよく耳にします。

喫茶店とカフェの違いについて

一般的に喫茶店とカフェの違いはアルコールを扱うかどうかで区別されます。

喫茶店とはアルコールを扱わず、コーヒー・紅茶を中心としたソフトドリンクと軽食を提供するお店のことをいいます。軽食は、パスタやカレーライス、オムライスの他にケーキやパンといった洋菓子も含まれます。一方、カフェは喫茶店のメニューに対してアルコールのメニューが加えられます。

このため、喫茶店は昼間の営業が中心なのに対して、カフェは夜間から深夜まで営業するといった違いも出てきます。

但し、このサイトではこういった区別をせずに、特に断りがない限りはアルコールを出さないお店でも”カフェ”と呼ぶことに統一しています。

バール(BAR)とは? もうひとつの喫茶店のかたち

イタリアでは、カフェのことをバール(BAR)と呼びます。日本で普及しているカフェ・喫茶店とは異なり、基本的にカウンターで立ち飲みするタイプのお店です。

日本では、セガフレード・ザナッティがバールのチェーンを展開しています。

お店の種類 様々な形態のカフェ店

ひとくちにカフェといっても様々な形態のお店があります。ここでは大規模チェーン店、ローカルチェーン店、個人経営のお店、複合カフェの4つに分けて、それぞれのお店の特徴、仕事内容や待遇について解説します。

大規模チェーン店

スターバックスやドトールコーヒーのように全国規模で展開するチェーン店を指します。

セルフサービスのお店が多い、キッチンとホールスタッフの区別がないお店が多い、時給が他の形態に比べて時給が高め、店舗数が高いので仕事を探しやすい、といった特徴があります。

大規模チェーン店の概要
出店規模 全国的に展開
サービス セルフサービスが中心
仕事の特徴 キッチンとホールスタッフの区別がないお店もある
求人数 店舗数が多いため求人も豊富にある
ローカルチェーン店

特定の地域でチェーン展開しているお店を指します。この形態としては、東京都を中心に展開する喫茶室ルノアールが挙げられます。大規模チェーン店と違ってフルサービスのお店が多いことが特徴です。

ローカルチェーン店の概要
出店規模 特定のエリアに集中して展開
サービス フルサービスが中心(セルフのお店もあり)
仕事の特徴 キッチンとホールスタッフを分けているお店が多い
求人数 地域によって大きく異なる。
個人経営のお店

オーナー又はその家族が中心となって経営しているお店です。アルバイトの募集は少なく、募集をかける場合でも求人情報誌や求人サイトではなく、お店に貼紙をすることで告知するケースが多いです。

給料面ではチェーン店と比べると低めに設定されていることが多いですが、将来自分の店を持ちたいと思っている人には勉強になります。

個人経営店の概要
出店規模 個人のお店
サービス ほぼ全てのお店がフルサービス
仕事の特徴 キッチンとホールスタッフを分けているお店が多い
求人数 少ない
複合カフェ

インターネットカフェや漫画喫茶のように飲食以外のサービスが中心となっているお店を複合カフェといいます。飲食以外にはインターネットの利用、漫画・雑誌の閲覧、個室スペースなどのサービスがあります。

仕事内容も一般的なカフェ・喫茶店とは大きく異なります。24時間営業を行っているお店が多いので深夜・早朝にアルバイトをやりたいと考えている人には向いています。