カフェスタッフのお仕事

カフェのスタッフの仕事内容、待遇について解説します。

仕事内容と待遇について

一般的なカフェスタッフのお仕事の内容を紹介します。また、時給やパート・アルバイトから正社員への登用、といった待遇面についても解説します。

どんなことをするの? カフェスタッフの仕事内容

仕事は大きく、ホールスタッフとキッチンスタッフの2つに分けることができます。ウエイターやウエイトレスと呼ばれる職種はホールスタッフに入ります。

募集時にホールとキッチンのスタッフを分けるお店もあれば、スタッフ全員がホールとキッチンの両方の仕事を行っているお店もあります。

ホールスタッフのお仕事

まず、ホールスタッフの仕事について説明します。主な仕事はレジ・接客・清掃です。

お客さんが来店したら空いている席に案内して、注文を取ります。注文を厨房に伝えて、料理ができたら席に運びます。お客さんが帰るときにはレジで対応して、食器を片づけます(チェーン店の場合はセルフサービスを実施しているお店が多く、注文はお客さんが来店したときにレジで取る形式になります)。

清掃業務はクレンリネスと呼ばれサービス業においては重要な作業です。お客さんの利用した椅子やテーブルだけでなく、床やレジ、トイレ、窓、看板、お店の出入り口など様々な場所を常に清潔にしておきます。

また、待機しているときも休憩ではありません。「スタッフを呼んでいるお客さんはいなか?」、「来店して入り口付近で待っているお客さんはいないか?」常にフロア全体に気を配っている必要があります。

お客さんからのメニューに対する問い合わせに対応できるように商品知識もしっかりもっていなければなりません。

キッチンスタッフのお仕事

キッチンスタッフの仕事には、仕込み、調理、皿洗い、があります。仕入れ作業はメニューに沿ってレシピを作成して、それに基づいて発注を行います。仕込み作業は、仕入れた食材をあらかじめ下処理して準備しておきます。レタスを適当なサイズにカットしたり、パンの生地を練り上げたりする作業です。調理はフードメニュー・ドリンクメニューの作成を行います。

アルバイトが行う作業は仕込み、調理、皿洗いが中心です。

スタッフの待遇

パート・アルバイトとしてカフェで働いた場合、給料はどのくらいになるでしょうか?

時給は、(当然お店や地域によって異なりますが)東京都の場合で900円前後ぐらいです。フード業界の仕事という観点でみると若干低めになっています。

東京都のカフェでフルタイムで働いた場合の給料は、
<900(円)×15(日)×8(時間)=10万8000円>
ぐらいになります。

どんな人が向いている?

接客業・サービス業ですので、ホールスタッフは特ににそうですが、人と接することが好きな人が向いています。また、料理をつくることが好きな人やコーヒーが好きな人、将来独立してカフェを開きたいと思っている人も向いているでしょう。

将来、独立したい人のために

独立してカフェ・喫茶店のオーナーになるためには大きく3つの道があります。フランチャイズチェーンに加盟する、専門学校で勉強する、アルバイトとしてお店で働き業務を体験する、の3つです。

フランチャイズに加盟すれば、メニュー開発、経営ノウハウ、店舗設計など様々な面でバックアップを受けることができます。出店費用は自分が負担する必要があります。ドトールのフランチャイズチェーンが有名です。

専門学校では、調理やドリンク、接客などの基本的な技能や知識を身につけます。店舗戦略や経営ノウハウについても勉強します。期間は半年〜1年半程度になります。

お店でアルバイトを実際に体験してみることも方法のひとつです。実際にアルバイトで経験を積んで独立されたオーナーの方もいます。自分の作りたいお店に近い形態のカフェや喫茶店で働くようにするといいでしょう。